NEWS

高齢ドライバー運転技能検査とは?受検期間や回数、対象者について調査!

いかがお過ごしでしょうか?coです。

毎日のように高齢者による交通事故が起きています。
特に小さいお子さんが犠牲になる事故が多く、心が痛みます。

とっとと免許返納すれば...と言われる方もいらっしゃいますが、車がないと生活できない田舎に住んでいる場合、返納してしまうと暮らしに支障を来すんですよね...。

ですが、2021年5月13日より高齢ドライバーの免許更新が厳しくなります。
これまでのようにとりあえず講習を受ければ更新できるという形式ではなくなります。

運転技能検査が追加されることになりました!

で、運転技能検査って何?とまたまた色々な疑問が沸いてきました。

  • 高齢ドライバーの運転技能検査ってどんなことするの?
  • いつから受けられるの?
  • 高齢ならどんな人でも対象?

などなど、高齢ドライバーの運転技能検査に関してあれこれ色々調査してみました。

スポンサードリンク

高齢ドライバー運転技能検査とは?

高齢ドライバーが免許を更新する際に、実際に車を運転する試験が導入さることになりました。

これまでは、認知機能の検査と高齢者講習を受ければ免許の更新が出来ていました。

高齢者講習には実際に車を運転することも含まれていましたが、脱輪を連発したとしても免許は更新できました。

講習の際に、あまりに反射神経の衰えが酷いとか、視野が狭すぎるといったような場合には病院での検査を勧められる場合もあるようですが。

それが、これからはこの実車試験の成績次第では免許の更新が出来なくなるのです!

これだけ高齢者による交通事故が頻発しているとなると、当然の措置かもしれません。

運転技能検査の内容とは?

どのような試験が行われるのか具体的なことは公表されていませんが、現在行われている高齢者講習の内容と同じようなものになるのではないかと思います。

◆現在行われている内容◆

  • 一旦停止
  • S字カーブ
  • クランク
  • 信号通過
  • 駐車 

 

などだそうです。

坂道発進などもあるかもしれませんね。

教習所のコースを使用するそうなので、ごく普通に運転する際に必要な技術を持っているかを見るためのものなので特殊なことはないと思います。

また、教習所のコースはどこでも同じような要素を含んでいると思いますので、多少の差はあっても基本的な内容は同じではないでしょうか。

スポンサードリンク

高齢ドライバー運転技能検査の受検期間は?

高齢ドライバーの運転技能検査の受検期間は免許の有効期間が満了するまでの6ヶ月間です。

通常の免許更新期間は免許の有効期間が満了する直前の誕生日の1ヵ月前から1ヵ月後の2ヶ月間なので、3倍の長さがありますね。

受検回数の制限はある?

受検回数には制限はなく、不合格になった場合期間ぎりぎりまで何回でも受けられるようです。

といっても、教習所のコースですから、いつでも好きな時にというわけにはいかず予約が必要になるかと思いますので20回も30回も受けたりは出来ませんよね、きっと...。

高齢ドライバー運転技能検査・対象者は?

高齢ドライバーが全員運転技能検査を受ける必要があるという訳ではありません。

◆対象者◆

  1. 75歳以上
  2. 免許有効期限の直近の誕生日から160日前から過去3年間に違反をした人

 

具体的にみてみましょう。

この制度の開始が2022年5月13日です。

6ヶ月間の受検期間を確保するため、最初の対象となるのは2022年10月12日に75歳以上となる人です。

ということは、

  1. 1947年以前の10月12日生まれの人
  2. 2022年5月5日から2019年の5月4日の間に違反をした人

 

となります。

最初に対象となる方は前情報がないのでドキドキですね。

11類型の違反とは?

そして、違反といってもすべての違反という訳ではありません。

11類型の違反のうち一つでも違反をした方です。

◆11類型違反◆

  1. 信号無視
  2. 逆走、反対車線へのはみ出し
  3. 追い越し車線での長時間走行
  4. 速度超過
  5. Uターン禁止などの違反
  6. 踏切不停止や遮断機内進入
  7. 交差点右左折時の違反
  8. 交差点進行時の違反
  9. 横断歩道の歩行者の妨害
  10. 前方不注意や安全不確認など安全運転義務違反
  11. 携帯電話を操作しながらの運転

高齢ドライバー運転技能検査・不合格時の救済措置

6ヶ月間に何回か受検して、どうしても合格しなかったらどうなるのでしょうか?

⇒ 免許の更新は出来ません。

この場合、免許取消という形になるのでしょうか...?返納???

ちょっと辛いですが、何度も受けても合格しないということは公道を運転する技能がないということなので免許更新できなくても仕方ないですね。

ですが、救済措置もあります。

希望すれば、原付バイクなどの免許は維持できるそうです。

食料品や日用品の買い出しに行くのに、バスや電車の交通公共機関がないとか、自転車では到底無理な距離にしかお店がないとか、田舎では車が必要不可欠な場合が往々にしてあります。

免許は更新できなかったけれど、どうしても所謂、アシが必要な場合は原付バイクを代用できるという訳です。

ですが...車の運転が公道を走れるレベルじゃなかった人が原付バイクになんて乗ったらめちゃくちゃ危険な気がするのですが...。

普段から乗っていたならまだしも、75歳で原付バイクデビュー?!

右折の方法とかちょっと違いますし、アクセルやブレーキを足ではなく手で操作するなんてこと出来ないと思うんですけど...。

果たして希望する人がいるのだろうか...?
いないことを祈ります。

スポンサードリンク

高齢ドライバー運転技能検査とは?受検期間や回数、対象者について調査!まとめ

ではここまでの内容をまとめておきます。

高齢ドライバーの運転技能検査

内容 ⇒ 高齢者講習と似ているのでは?
受検期間 ⇒ 免許の有効期間が満了するまでの6ヶ月間・何回でもOK
対象者 ⇒ 75歳以上で過去3年間に11類型のうち一つでも違反した人
違反内容 ⇒ 信号無視、スピード違反、携帯電話など

これだけ高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違いとか、ギアの入れ間違いなどのような高齢化による判断力の低下が原因による交通事故が起こっているとなると、免許に厳しい制限を設けるしかないですよね。

ある程度の年齢になったら免許を返納するのが一番なんですが。

それは分かってい入るんですけど、田舎の庶民にはどうしても車が必要なんですよねぇ。

免許は身分証明書としか使っていないような都会暮らしの人とか、自分で運転出来ないならタクシーに乗ればいいやというような経済的にゆとりのある人ならすぐに返納出来ると思うんですが。

自分の運転技術がちゃんと通用するのかどうか見極める上でもこういう制度はとても良いと思います。

75歳以上と言わず、もう少し対象年齢を下げてもいいんじゃないかという気がします。

もう少し詳細が判明しましたらまた追記していきたいと思います。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

では、また。
ごきげんよう。

スポンサードリンク