いかがお過ごしでしょうか?coです。
3Dプリンターで作った家が紹介されていました!
びっくり!!
なんか3Dプリンターって自由だが高そうだとは思っていましたが、まさか家が建てられるとは?!
へえええ!!と思って調べてみると、意外と今までにもあちらこちらで家やオフィスなんかが作られているんですね!
全く知りませんでした。
しかし、わたしが一番気になるのは、3Dプリンターで作った家に本当に住めるのか?ということなんです。
そして、3Dプリンターで家を作るって、一体素材はなに?
まさか紙で作って折るわけではあるまい(笑)
というわけど、今回は3Dプリンターで作った家について色々調査してみましたのでご紹介します。
Contents
3Dプリンターの家はちゃんと住めるのか?
ではまず、一番気になっている3Dプリンターで作った家にちゃんと住めるのか?
答えは...住めます!
ちゃんと生活できるんですね!
その証拠に、これまでに世界各地で続々と3Dプリンターハウスが建っています。
2015年...5階建て住宅(中国)
2015年...ホテルの別館(フィリピン)
2016年...オフィス(ドバイ)
2017年...住宅(モスクワ)
2017年...完全自立型の家(ウクライナ)
2020年...世界一巨大な家(ドバイ)
住宅難の問題を解決のためにも、多くの3Dプリンター製の家が建てられているようです。
耐震性は大丈夫?
世界各地でちゃんと住んでるんだから、大丈夫。といっても、日本だとやっぱり耐震性が気になりますよね。
専門家の方によると、平屋や2階建てくらいなら耐震性に問題はない。ということです。
まあ、普通のビルでも高層階は心配になるので、わざわざ3Dプリンターで高層ビルと建てる必要もないですよね。
また、3Dプリンターで家を作る場合によく使われる、3Dプリンター用コンクリートは普通のコンクリートより水分が少ないそうです。
水分が少ない方がコンクリートは強くなるので、そういった点も安心材料になりますね。
そして驚いた事にオランダでは、なんと!橋が作られているそうです。
その橋は3Dプリンターで作られたコンクリートの間にワイヤーケーブルを通すことで、強度を保たれているそうです。
そんな工夫が色々出来るなら、耐震性も大丈夫な気がしますよね!
3Dプリンターの家の素材
次に気になったのが、一体どんな素材で出来ているのか?ということです。
答えは...色んなもの!
そうなんです。
3Dプリンターの長所として、色々な素材を使えるということがあるんです!
- モルタル
- 繊維コンクリート
- ポリウレタン
- 土やわら
また、ニューヨークでホームレス対策として建てられた3Dプリンターの家は、外装にスチールやアルミニウムが使われているそうで、異素材を組み合わせることも出来ます。
この家は窓のないビルの壁面に3Dプリンターで作ったユニットを取り付けて、人が住めるようにしたのだそうです。
言えというより、ちょっとした居住スペース、一人用の寝室という感じです。
ホームレスの宿泊施設は、ベッドだけが自分のスペースという場合がほとんどなので、完全に自分だけのスペースでプライバシーが保てるというのは大きな魅力だと思います。
こんな風に色々な素材を使えるというのは自然の素材を使い自然に循環できたり、材料は使いきりなので廃材が出ないというメリットもあります。
さらに、3Dプリンターの建築に取り組み始めたゼネコン各社は、鉄筋が不要な強度のあるセメント系の材料などの開発にも力を入れているそうです。
3Dプリンターの家のメリットは?
なんでこんなにあっちこっちで3Dプリンターの建物が作られ始めたのかが気にありますね。
何か大きなメリットがあるに違いありません。
そこも調査していきましょう。
価格
なんといっても一番のメリットはその価格の安さです!!
38平米の家がなんと約115万円!
軽自動車並みの出費で家が手に入ってしまうなんて驚きです。
相場より70%のコストが削減されているのだとか。
これはかなりお安い例ですが、相場より40%~50%安いなんていうのはごくざらにあるようです。
0が一桁少ないですよね。
こんなに安くで質のいい家が出来るなら、切り詰めてお金を工面して家を建てさらにローンを支払いながら必死で働き続けるなんてことをしなくても、車を買い替えるように家を建て替えられますよね。
独身の時はこじんまりした独り暮らし用の家に住む。
新婚時代は少し部屋数を増やした家。
子供が出来たら子供部屋のある家。
と、その時々の状況に合わせて最適な家に住めるなんて最高ですよね!
ではなぜそんなに低価格の家が建てられるのかも見ておきましょう。
人件費
まずは人件費が相当削れます。
普通なら大勢の人がかかる作業が、3Dプリンターを操作する人など最小限の人数で済みます。
そして、稼働時間が短いのでそこでも人件費が少なくて済みます。
3Dプリンターの壁は組み立てたらすぐに塗装が行えるのだそうで、待機時間など時間も無駄になりません。
材料費
3Dプリンターの場合、無駄な材料がありません。
建材の廃棄というロスが発生しないのです。
また、余分な工具も必要なく、材料の運搬のための費用も発生しないので材料の麺から見てもコストが削減できます。
イタリアで完成した家は現地で手配できる、土やわらなどを使用したので材料費はたったの10万円ほどだったそうです。
こじんまりしたワンルームといった間取りですが、10万円しかかかっていないとは思えないものです。
時間
次に挙げられるメリットは、建てるのにかかる時間が凄く短いということ!
もちろん、家の大きさにもよりますが、24時間で建った家なんていうのもあります。
1日で建たなくても、その7倍の1週間でも十分早いですよね!
硬化速度の速い素材を用いたり、プレハブと組み合わせるなどの方法でより時間を節約できるのだとか。
これまでに使われていた製法は、別の場所でパーツを作ってそれを家を建てる場所に運んで組み立てるといったものだったようです。
ですが、どんどん新しいプリンターが開発されて現地でコンクリートを吐き出しながら壁を作ったり出来るようになってきました。
プリンターの性能が上がれば上がるほど、完成までにかかる時間も短縮できるんですね。
3Dプリンターの家は日本でも建てられる?
こんなに利点ばかりの3Dプリンターの家なら、日本でもじゃんじゃん建てたらいいじゃん!と思ったんですが、そうもいかないようです。
日本では現在のところ、一般的な工法の家のように3Dプリンターの家を建てるのは無理なようです。
建築基準法
日本の場合、この法律が大きく立ちはだかります。
日本では、これまでに採用されている木造軸組工法や、プレハブ、鉄筋コンクリート、鉄骨等メジャーな工法に対しては許認可が取りやすいけれど、新しい工法はなかなか認可されないそうです。
建築基準法の基準を満たすかどうかが、耐震性や耐火性の点で許認可を得るのが難しいそうです。
そもそも3Dプリンターの家は、ホームレス対策や災害時の仮設住宅の建設のために開発、発展しています。
実際、アメリカのNPO法人は配置やエルサルバドルなどの開発途上国に、2000棟以上の家を建設し、スラム街をなくすために活動しています。
しかも1棟、約42万円!
日本も地震や豪雨など数多くの災害が発生し、そのたびに仮設住宅が問題になっています。
もちろん、住むに堪えないような粗末な物は問題外ですが、各国の技術を考えると日本だけがそれほど劣ったものを作るとは考えられません。
非常時だけでも柔軟に対応して、3Dプリンターの技術を有効に活かせればいいのに...と思ってしまいます。
3Dプリンターで作れるもの
3Dプリンターで作ったものというと、モデルガンなんかを思い浮かべませんでしたか?
なんかあんまりいいイメージがなかったんですが、家が作れるなんて知って一気にイメージアップしました。
となると、他にはどんなものが作れるのかが気になってしまったので調査してみました。
作れるもの
- 医療用モデル
心臓、骨、義足、人口骨、インプラント、補聴器
早く安価で出来るから色々作ることが出来そうです。
医療の進歩にどんどん役立ててほしいです。 - 建築、建設模型
本物の家が出来るんだから当然模型も出来ます。
精密に作れるので家を建てる際に参考になりますね。 - フィギュア こちらも割とメジャーですよね。 自分の好きなポーズなんかを取らせることが出来るので、嵌る人は嵌ってしまいそう。
- ルアー 釣をする方はルアーにも相当こだわるようです。 お気に入りのルアーがなくなってしまっても、3Dプリンター製ならまたすぐに作れるので嬉しいですね。
- スタンド類 ブックスタンド、スマホスタンド、ジュエリースタンド、歯ブラシスタンド
- 日用雑貨 コースター、クリップ、石鹸置き
- その他 靴、サンダル、時計、トランペット
色んなものが作れるので驚いてしまいました。
特に日用品は工夫次第で自分好みのものがどんどん作れてしまいそうです。
逆に作れないものを探しておいた方が早いようです。
作れないもの
- 強度が必要なもの
- 気密性が保たれないといけないもの
- 色々な素材が組み合わさって構成されるもの
3Dプリンター自体が高価だったら、いくら色々なものが作れても意味がないですよね。
でも、家庭用なら3万円以下で買えるそうです!
3Dプリンターで作ったことによって、危険が伴ったり、怪我をしたりするようなものは論外ですが、工夫次第で生活が楽しく便利になるものなら夢が広がりますね!
といっても、わたしは不器用なので、買っても使いこなせるかどうかちょっと心配。
どこかで体験できるところ、ないですかねぇ...??
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
では、また。
ごきげんよう。