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ミラーケーキの失敗の原因は何?グラサージュを上手に行うコツもご紹介!

ミラーケーキの失敗の原因は大きく分けて3つあります。

  1. ゼラチンの量
  2. 温度
  3. 混ぜ方

それぞれの失敗によってどんな現象が起きるか、また失敗しないためにはどうすればよいのか解説していきます。

せっかく作るならその名の通り、鏡のような光沢を帯びたミラーケーキを作りたいですよね!

綺麗なミラーケーキにするため、上手にグラサージュするコツも合わせてお伝えしますので、失敗したくない人、失敗してしまってリベンジに燃えている方(笑)のお役に立てば何よりです。

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ミラーケーキ失敗の原因・ゼラチンの量

ミラーケーキ作りの失敗の原因として一番多いのがゼラチンの量に関する問題です。

ゼラチンの量が適切でないと綺麗なミラー液になりません。
どういう失敗が起こるのか見ていきましょう。

ゼラチンが多い時

固くなり、変な風にしわが入ってしまったりします。
また綺麗な光沢も出にくくなります。

ゼラチンが少ない時

緩すぎてケーキの上に綺麗にとどまってくれません。
何色かを使って模様を書こうとした場合など、思い通りの位置に思っている色が乗ってくれないというようなことが起きます。

また、土台のケーキに吸い込まれてしまいケーキがコートされているように見えなくなってしまう事もあります。
単に色のついたケーキになってしまいますね。

レシピ通りの配合で作らないとなかなか綺麗なミラーケーキは出来ないようです。

ミラーケーキ失敗の原因・温度

次にありがちなミラーケーキの失敗の原因は温度によるものです。

  1. ミラー液の温度
  2. 土台の温度

この2種類の温度関係の失敗が起こるようです。

ミラー液の温度

コーティングする際のミラー液の温度が最重要事項です!
レシピにもよるのですが、チョコレートを溶かしてから大体30度前後になるまで冷やすというのが多いです。

31度~33度
35度

などとレシピにはかなり細かい数字が書かれていますので、それを守りましょう。

また、ミラー液を作る時にきちんと温度を量らないと、粘度が低いミラー液が出来てしまい綺麗なコーティングが出来ません。

温度が高すぎると土台になるムースが溶けてしまったりします。
逆に低すぎても、部分的に塊が出来てしまうので要注意です。

作る時にもしっかり温度管理を行うことが必要です。

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土台の温度

また、ミラー液でグラサージュを行う、土台となるケーキやムースの温度も重要です。

温度は低くても高くても良くありません。

土台の温度はー18度が最も好ましいとされています。
この温度だと完璧な状態でグラサージュできると書かれています。

凍らせておいたケーキなどが溶けてくると、表面の液化が始まります。
そうなるとミラー液が表面にくっつかなくなって滑り落ちてしまいます。

こちらもレシピをきちんと確認して温度設定をしたいものです。

 

ミラーケーキ失敗の原因・混ぜ方

ミラー液の混ぜ方による失敗もあります。

よくない混ぜ方で作ったミラーケーキは表面に気泡が出来てしまい、光沢のある綺麗な見た目になりません。

静かにゆっくりとダマにならないように混ぜないといけません。
ただ、それでも気泡は出来てしまいますので、表面に気泡を浮き上がらせてから消すという方法を取ることになります。

台に材料をたたきつけるようにして気泡をつぶしましょう。

気泡が入ってしまった時の対処法

どんなに気を付けても気泡が出来てしまう事があります。

その際を対処法をご紹介しておきます。

  • 簡単に竹串などでつぶすという方法

    手っ取り早くできますが、失敗するとプツプツと穴が開いてしまうかもしれませんので、充分気を付けましょう。

 

  • ガスバーナーを使う方法まず、食品添加物アルコールを軽く噴射します。
    そして、ハンディガスバーナーでサッとあおると気泡が消えます。ただ、やりすぎると焦げてしまうので要注意です。
    これはパティシエが使っている方法です。

 

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グラサージュを上手に行うコツ

ミラーケーキ失敗の原因がわかり、対策もとれると思いますが、さらに綺麗なミラーケーキを作る=グラサージュを上手に行うコツがあるようですので、いくつかご紹介しておきますね!

  1. ミラー液を作る際、しっかり煮詰めることも大切です。
    チョコレートが煮立ってもそこで火を止めてしまわずにとろみがつくまで煮詰めましょう。
    あまり水のようにシャバシャバしているとゼラチンの力だけでは上手く固まらないので注意しましょう
  2. 逆に煮詰めすぎてしまった場合は、程よい型さまで伸ばせます。
    水:砂糖=2:1で作ったシロップを少しずつ加えてトロッとするまで伸ばせばリカバーできます。
  3. また、グラサージュする土台はむき出しのスポンジケーキではなく、すでにクリームやジャムが塗られている滑らかな表面のケーキ、またはムースなどが好ましいです。
    ツルっとした土台の方がより綺麗な仕上がりになります。
  4. ミラー液はチョビチョビかけるとゼラチンが固まり始めて、部分的に固まりが出来てしまいますので一気にサッと終わらせましょう。
  5. かけた後、滑らかにするために...と触りすぎると表面にしわが入ったり剥がれてしまうので必要以上に触るのは厳禁です。
  6. 出来上がったミラーケーキを凍らせておいて、食べる時に解凍すると、溶けた時に表面が結露し綺麗な艶が消えてしまいます。
    艶を消さないようにするためには、冷凍庫から取り出したらすぐに冷蔵庫に移動させて2時間以上置いておきます。
    (4度が好ましい)

 

ミラーケーキの失敗の原因は何?グラサージュを上手に行うコツもご紹介!まとめ

では、ここまでの内容をまとめておきます。

ミラーケーキ失敗の三大原因

  1. ゼラチンの量
  2. 温度
  3. 混ぜ方

最良の対処法はレシピをしっかり守ること!

ご紹介したように失敗しても対処できる場合もあるのであきらめず、リカバリー方法を試してみてください。

成功するとアートのように美しいケーキが出来上がりますよね!

是非とも、失敗の原因を知って対処して美味しく美しいミラーケーキを作ってみてくださいね。
また、上手に作るコツも参考にしていただければ嬉しいです。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

では、また。
ごきげんよう。

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