いかがお過ごしでしょうか?coです。
最近、よく環境問題について目や耳にします。
SDGsやサステイナブルやオーガニックや...。
みんな横文字で、なんとなく分かった風に聞いているんですが、本当はイマイチ分かっていない。そんなことないですか?
わたしだけか?
環境問題の中でも、ファッション関係についてあれこれについて調べてみました。
正直言って、ファッションになんてそれほど興味のない田舎者なので、知らない言葉だらけでした。
頻繁に目にしたのがエシカルファッション。
これについて調べるうちに疑問がふつふつと湧いてきましたよ。
エシカルファッションと環境問題といえばSDGsというくらい最近一番よく聞くこの言葉との関係。
そして最近、日本で服といえばファストファッションというくらい市民権を得たファストファッションとの関係。
相当ややこしかったんですが、わたしなりに色々と調査してみました。
Contents
エシカルファッションとSDGsの関係
では、早速環境問題といえばこの言葉という感じのSDGsとファッション界の環境問題のキーワードエシカルファッションとの関係を見ていきましょう。
SDGsの目標は17個ありますが、その12番目の目標と大きく関わりがあります。
12.つくる責任 つかう責任 ー 持続可能な方法で生産し、責任をもって使う
作る側は人と環境に配慮した製品を作り、使う側もそれを念頭に置いて責任をもって使うということです。
エシカルファッションとは?
全体的な意味は分かりましたが、やっぱり言葉自体の意味も知っておかないと頭に???が浮かびまくってしまいました。
エシカルファッション=ethical fashion
直訳すると倫理的・道徳的な装い
分かりやすくいうと、人と地球に優しい装い。
地球の環境や作る人の労働環境などに配慮されたファッションというような意味です。
なんか漠然としていますね。
認証機関などはないようです。
というか、それ以前に大まかな定義しかないというのが現状です。
エシカルファッションの大まかな定義
- フェアトレード
公正な取引・国の機関から認証を受ける必要がある - オーガニック
有機栽培の素材を使う・認証機関の基準をクリアする必要がある - サステイナブル・マテリアル
天然素材、リサイクル繊維なと環境に優しい素材を活用 - アニマルフレンドリー
動物実感をしていないなど、動物の権利・動物の福祉に配慮した製造方法 - クラフトマンシップ
伝統的な技術を取り入れ、後世に伝える取り組み - ローカル・メイド
地域に根差したものづくり - ソーシャルプロダクツ
NPO、NGOへの寄付、雇用創出など - その他いろいろ
他にも色々ありましたが、だいたいこんなもんって感じです。
ですので、このどれか一つでも当てはまっていたらエシカルファッションを取り入れている製品、お店と名乗ってもいいという風潮のようです。
なので、「エシカルファッション」を謳っているお店から買ったからといって、素材が全部オーガニックってわけでもないとか、全然地元で作ったものではないとかいうことになりますね。
SDGsとは?
持続可能な開発目標=Sustainable Development Goals
読み方はエス・ディー・ジーズです。
最後の“s”だけ小文字です。
GoalsのSだからみたいです。
2015年の国連サミットで採択されたより良い世界を目指すための国際目標です。
17のゴール、169のターゲットから構成されています。
詳しくはこちらから ⇒ JAPAN SDGs Action Platform
エシカルファッションとファストファッションの関係
ファストファッションもエシカルファッションになってきました。
ファストファッションといえば、安くて早いファストフードになぞらえて生まれた言葉です。
代表にはユニクロや、H&M、GAP、ZARA
日本国内だけのブランドだと、しまむらやHoneys、洋服の青山やAOKIなどです。
ぱっと思い浮かべると、どれも値段が安くて、同じ形の服がズラーっと並んでいるイメージです。
どう考えても伝統的な手法を用いて作られているわけでもなさそうだし、オーガニック素材じゃないっぽいですよねー。
大量生産するから値段が抑えられるという面もあります。
そして、売れ残ったら廃棄です。
ユニクロにはよく行きますが、値札が分厚くなるまで重ねて貼られている商品を時々見かけます。
2,990 ⇒ 1,990 ⇒ 1,450 ⇒ 990 ⇒ 500 ⇒ 380 ⇒ 190 みたいな感じで。
190円になっても売れ残っている商品なんてその後は廃棄される運命だろうなぁと眺めたりします。
いわば、エシカルファッションとは対極にあるのではないかという印象を受けていました。
じゃあ、環境のことを考えるとファストファッションって買ったらだめなのか?
でも、エシカルファッションとかって絶対お高いよ?
お金持ち以外は服を買えない世の中になるの?
とか色々考えてしまったんですが、そんな訳はありませんでした。
まあ、ファストファッションのブランドに関わる人にも生活があるわけで、作るのをやめてしまう訳にはいかないのでちゃんと活路を見出しているのですね。
ファストファッションの代表と言える、ユニクロやH&M、ZARAなどはサステイナブルであることに重点を置き始めています。
ユニクロのリサイクルダウンはニュースにもなりました。
お買い物の時の袋もなくすことでプラスチックの使用量を減らすことになりましたが、エコバッグは日本ではすっかり当たり前になりましたよね。
エシカルファッションにはいくつかの決まり事めいたものはありますが、厳格な定義はありません。
ですので、この決まり事の中のひとつでも取り入れていたらその時点でエシカルファッションと言えるんですね。
なので、エシカルファッションの対極にあるのでは?と思われたファストファッションも、サステイナブルな素材を取り入れた時点ですでにエシカルファッションな訳です。
最近よく聞く言葉
そもそも環境問題に関わる様々な言葉の意味が分かっていなかったら、テレビを見たりニュースを読んでもぼんやりとしか意味が伝わってきませんよね。
最近よく聞く環境問題に関する言葉の意味を、一度しっかりと抑えておきましょう。
すぐには覚えられないと思うので分からなくなったらおさらいしましょう。
サステイナブル
Sustainable と書きます。
片仮名表記になった時は、サステイナブル、サステナブル、サスティナブルとか色々書かれていますが、発音的にはサステイナブルが一番近いような...。
まあ、どれも同じ意味をさしていますので気にしないでおきましょう。
直訳すると持続可能な
地球の環境を守り、次の世代もずっと暮らし続けていける...という感じでしょうか。
サステイナブルファッションだと持続可能なファッションということになります。
オーガニック
Organic です。
直訳すると有機栽培
化学的に合成された肥料や農薬を使用せず、遺伝子組み換えなども行わず、環境への負荷を可能な限り低減した生産方法で作られたものです。
国が定めて厳しい基準をクリアしないと、オーガニック○○とは名乗れません。
フェアトレード
Fairtrad です。
直訳すると公正な貿易
途上国と先進国が対等な立場で行う貿易です。
生産者の生活向上を図るため、不当な労働や搾取をしないことを守り、認証機関に認められることが必要です。
グリーンファッション
Green Fashion です。
環境に優しいファッションのことです。
エコ・ファッションとも言います。
正式な定義や認証などはないようです。
エシカルファッションのブランド
日本ではまだそれほどエシカルファッションという言葉に耳なじみがないように思うのですが、ちゃんと日本でできたブランドもあります。
現在のコロナ禍の中、オンラインで安心して買えるお店をご紹介します。
アンダーウェアのお店もあるんですね!
しかし...なんかこういう環境に配慮したお店って独特じゃないですか?
服の形が、こう、なんていうかダボーっとした感じで。
お値段が高いっていうのもあるのかもしれませんが、若者は着ないだろうなぁってデザインですよね。
40代以上くらい?
どうしても素材の良さとか、フェアトレードとかを考えるとお値段が上がってしまうのは仕方ないのかもしれませんが、これでは誰もがみんなエシカルファッションを買うっていうのは厳しいですよね。
みんな環境のことを考えているけど、実行できるのは一部のお金に余裕のある、ちょっと年齢層の高い人って感じです。
今の若者って環境問題に敏感だと聞きます。
というか、生まれたときから環境について考えないといけないから、環境問題が身近にあるのだとか。
だったら、その若者も好きになって気軽に手に取れるエシカルファッションのブランドが出来ればいいなぁと思ってしまいました。
もしかしたら、そういうところに課題があるのかもしれません。
ファストファッション業界に期待ですかね?
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
では、また。
ごきげんよう。