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17年周期ゼミの鳴き声はどのくらいのうるささ?大音量のテレビ並み?!

いかがお過ごしでしょうか?coです。

17年周期ゼミ?素数ゼミ?なんか謎の言葉がネットニュースに。

なんでも17年周期で大量のセミが地上に出てくるのだとか。
しかも、同じ場所に!

セミって日本では夏の風物詩って感じですけど、暑い時に鳴かれるとめっちゃ鬱陶しいですよね?
それが大量にとなると、とんでもなくうるさいに違いない!

一体どのくらいのうるささなんだろう?
どんな鳴き声なんだろう?
いろいろ気になったので調査してみました。

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17周期ゼミの鳴き声は?


出典:Susumu Kawashima さま

 

こちらの映像は2007年のものなので残念ながら前回の17年周期ゼミではなさそうです。
恐らく13年周期ゼミだと思われます。

同じく周期ゼミですので鳴き声的にはこんな感じだと思います。

以前、テレビで特集をやっていたのを聞いたのですがこんな感じでした。
他にもYoutubeがアップロードされてはいたのですが、テレビ番組を録画したものだったので残念ながらご紹介できません。

17年周期ゼミはどのくらいの音量?

17年周期ゼミの鳴き声は芝刈り機の音ぐらいと言われています。

芝刈り機ってどれ位の音?
ってか、生で芝刈り機なんて見たことがない。

アメリカだと一般的でイメージしやすいんだと思いますが、日本じゃちょっとなぁ...ということで日本人でもイメージしやすい音で考えていきたいと思います。

同じくらいの音って何?

芝刈り機の音なんですが、80~90デシベルだそうです。
といっても、機種や刈り方の強さなんかによっても違うそうです。

ちょっとイメージしにくいので、まずは普通のセミの鳴き声から考えてみましょう。
一般的にセミの鳴き声は約70デシベルと言われています。

デシベルとは、簡単に言うと音の大きさを表す単位です。

数字で言われてもピンとこないと思うので、世の中の他の色々な音と比べてみました。

普段自然と耳にしている身近な音で70デシベルの物はどんなものがあるのでしょうか?

まずは、テレビの大音量です。
大音量といっても人によって感じ方はそれぞれなんですが、ほとんどの人が「テレビの音、でか!」と感じるくらいのおとではないでしょうか?
ちょっと耳の遠いお年寄りなんかだと段々テレビの音って大きくなりますよねぇ。

見ている本人はいいんですが、他の人からすると効果音なんかが大音量で流れ始めるとギョッとしてしまいます。

 

70デシベル前後の音

  • 潮騒
  • 目覚まし時計の音
  • 車のアイドリング
  • 布団を叩く音
  • 掃除機をかける音

    これらが同じくらいの大きさってちょっと意外ですよね。

    単に音の大きさというよりもまわりの環境や、聞く側の感じ方によっても音の大きさは違って聴こえそうです。

    潮騒の音なんて全く騒音とは感じません。
    むしろ心地よくて、癒されますよね。

    昼間に目覚まし時計の音を聞いてもなんとも思わないかもしれませんが、朝だとビックリして飛び起きたりするかと思います。
    もう起きないとだめなのか~なんて思うと余計に腹立たしい不快な音に聞こえてしまいます。

    車のアイドリングにしても、宅急便の配達員の荷物の受け渡しの間だけの音ならなんでもないですが、夜寝ようとした時に家の前で10分とか15分とか続けられるとものすごい騒音になってしまいます。

    布団を叩く音も、マンションの高層階でパンパンやられると、辺り一面に響いて大音量に聞こえます。

    普通の蝉よりどのくらい大きくなる?

    一般的なセミの鳴き声の大きさがイメージで来たところで、では17年周期ゼミの大きさについてもっと考えてみましょう。

    このセミの鳴き声の音量というのは、一般的なセミの数の場合です。
    1本の木にセミがとまっているといっても、せいぜい5~6匹ですよね。

    公園など木が何本の生えているところだとしても、同じ音量で聞こえてくる範囲にいるのは20匹とかそんなもんではないかと思います。

    17周期ゼミは一度に大量に発生します。
    ということはこの一般的なセミの鳴き声よりももっともっと大きくなるんですよね?

    単純にセミの数のだけ掛け算をしていくということはないと思いますが、明らかに一般的なセミの音量よりは大きくなるはずです。
    掛け算だと耳がつぶれるくらいの音になってしまいますから。

    聞いてイメージできる音で大音量と思える音を例として挙げてみます。

    • 地下鉄の車内...80デシベル
    • 犬の鳴き声...90デシベル
    • ライブハウス...100デシベル
    • オーケストラ...110デシベル
    • 近くへの落雷...120デシベル
    • ジェット機の離陸音...130デシベル
    • かなり近くへの落雷...140デシベル参照:DENON Official Blog

    芝刈り機が80~90デシベルと考えると犬の鳴き声か地下鉄の車内?
    そんなに大きな音のイメージがしませんね。
    でも、それが長い時間ずーーっと続くとなるとすごく鬱陶しいとは思います。

    もう少し音が大きかったとして、100デシベルのライブハウスなんかも隣の人としゃべろうと思ったら、耳元に口を近づけて大きめの声でないとまともに内容が伝わりません。

    滅多に聞くことはありませんが、至近距離への落雷の音量はうるさいというより耳が痛くなるような危険な音だそうです。
    近所に雷が落ちた!って時もビクッってなるくらい大きな音ですよね。

    ここまで大きな音ではなさそうですが、実際に聞いてみたらどのくらいうるさいと感じるんでしょうね。

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    17年周期ゼミとは

    では、今更ですが、17年周期ゼミとはどんなものなのか簡単にご紹介しておきます。

    周期ゼミ

    そもそも周期ゼミとはなんぞや?って話ですよね。

    決まった周期にしか発生しないセミの事です。
    17年周期のセミが3種類
    13年周期のセミが4種類がいるそうです。

    17と13が素数なので素数ゼミともいわれています。

    17年周期ゼミだと、きっかり17年間土の中にいて、18年目に地上に出てきます。
    そして、集団で木によじ登り木の幹で羽化します。

    周期的に発生する理由

    なぜ、17年ごとに発生するのか?明確な理由は解明されていませんが、いくつか考えられています。

    一つは個別に地上に出てきて羽化するより、大規模集団だと生き残りやすいからと考えられています。

    一斉に17年周期ゼミが地上に出てき始めると、鳥やリスなどの天敵が攻撃を始めます。
    しかし、その数はとんでもなく大量。
    2021年に至っては数十億から数兆ともいわれています。

    もちろん、ひとつの地域にすべてのセミが集中するわけではありませんが、少なくとも数千、数万はいるでしょう。

    そして、羽化は1週間続くのだそう。
    リスや鳥は好きなだけ食べても満腹になってしまい、すべては食べきれません。

    そうやって生き残っていけるという訳です。

     

    また、2つ目は、出会いを多くするためというものです。

    同じ種が同じ場所に大量にいると交尾をする相手が簡単に見つかります。
    そうすると子孫をどんどん増やしていけるからと考えられます。

     

    いずれにせよ、自分の種を絶やさず反映させるために考えられたメカニズムだというのは間違いなさそうです。

    見た目

    体長は3cmほどで、目が赤いのが特徴です。

    普通の製図の普通のセミって感じですが、目が赤いですね~。

    ってか、今まで注目したことがなかったんですが、セミの目はふつうは黒いんですね。

    生息地

    17年周期ゼミが発生するのはアメリカの北東部です。
    コネチカット州、オハイオ州、ケンタッキー州、インディアナ州などです。

     

    地上での寿命

    土の中に17年間いて18年目に地上に出てくるのは分かったんですが、その後どうなるのかが気になりました。

    地上に出てからの寿命は数週間。
    すぐに交尾をはじめ、卵のを木に産み付け、その後数日で死んでしまいます。
    それが地上に落ちて地中で育っていくようです。

    卵が無事に産めて天寿を全うできるセミばかりではありません。
    木から滑り落ちて池に落ちてカメに食べられるものや、リスや鳥なんかも降ってわいたご馳走にむしゃぶりついたり...。

    手を伸ばせばそこら中にセミがいるんだから満腹になるまで食べられます。
    ある物にとっては命を奪われる行為ですが、他の物からすると天の恵みですね。

    そんな風にして別の生き物の生きる糧になったり、卵を産んで死んでしまったものは地面の栄養になって土地を豊かにします。
    17年周期ゼミが発生する土地に生える木は、年輪には17年ごとに著しい成長がみられるそうです。

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    セミを食べる?!

    この周期ゼミを食べる人がいるそうで...。
    2011年にミズーリ州で発生した際には、地元のアイスクリームショップが販売したそうです。
    開店後すぐに売り切れたとか。

    なんでセミなんて食べるの?
    鳥やリスに置いといたげて~って思ってしまいました。

    羽をむしり取りじっくり煮込み黒砂糖、ミルクチョコレートをコーティングして、アイスクリームに混ぜ合わせるのだそう。
    普通にセミの形をしています。

    ミズーリ州の食品保健規約に規定がなかったそうなんですが、そもそも食べる物じゃないからですよね。
    特に栄養価が高いとかいうわけでもないですよね?

    当初はセミの食用には問題ないという事だったらしいのですが、結局衛生当局からの中止勧告で販売は打ち切りになったのだとか。
    最初から販売するなよ...。

    またインディアンの部族「オノンダーガ族」には伝統食として17年周期ゼミ」を食べるそうです。
    これならまだ分かります。
    昔からの風習ならちょっと変わったものもありますもんね。

    食べ方は、もちろん、アイスクリームに物故むなんていうものではありません。
    フライパンでバター炒めにするそうなのですが、まるでポップコーンのようにはじけるそうです。

    17年周期ゼミの鳴き声はどのくらいのうるささ?大音量のテレビ並み?!まとめ

    ここまで17年周期ゼミについて色々とみてきました。

    鳴き声は ⇒ 芝刈り機くらい...地下鉄の車内~ライブハウスくらい?

    結果はどのくらいになるのか、そのうちアメリカからニュースが届いてくるかと思います。

    現地アメリカでは、るさいからといって迷惑がられているだけではないようです。
    セミの声を聞きながらの野外演奏会が予定されていたり、セミのグッズが出来たり、色々なイベントが予定されていたり...

    楽しむ気満々のようです。
    新型コロナウイルスのワクチン接種もどんどんすすんでいるようですし、お祭り騒ぎが起こるのでしょうか?

    暗い世の中に明るい話題になるとイイですね。
    といっても、虫嫌いの人にはゾッとする話だと思いますが(笑)

     

    最後までお付き合いいただきありがとうございました。

    では、また。
    ごきげんよう。

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