いかがお過ごしでしょうか?coです。
このところ、住宅街で色々な動物が目撃されるというニュースをチラホラ目にします。
サルとか鹿とか猪とかアライグマとか色々聞きますが、一番出会いたくないのがクマ。
庭にクマがいたら...想像するだけで腰を抜かしてしまいそうですが、100%ないとは言い切れないのが田舎に住む宿命ですね。
もし、クマを見たらどうしたらいいのか?
クマを近づけないためにはどうしたらいいのか?
もしかしたら現実になる可能性もゼロではない、ド田舎住みのわたしが調査してみました!
Contents
クマを見たらどうする?
クマを見たら110番 でOKです。
- 場所
- 時間
- 大きさ
- 数
- 何をしていたか
などが伝えられるとベストなようです。
あっちこっちの自治体のホームページを見たりして調べてみたんですが、市役所の生活課とか、農林水産課へとか色々窓口が違うんです。
その中で共通するのは最寄りの警察署です。
大体、市役所の○○課もしくは警察署って感じで書いてあります。
市役所や区役所の番号なんて覚えてないし、窓口の課はどこだ...なんて調べてられません。
もちろん、自分の身の安全を確保してからでないとどこかに連絡しようだなんて考えには及ばないとは思いますが、モタモタしていたら他の人がなんらかの被害に合ってしまう可能性もあります。
とっさの時でも覚えていられる110番にかけるのが間違いないと思います。
クマを家に近づけないための対策
クマによる被害は年を追うごとにどんどん増えています。
特に、北海道や東北、北陸、信越地方での被害が多いようですが、クマは全国各地で目撃されています。
そして、その地域もどんどん拡大しています。
他人事とは思わずに常日頃から対策をしておいた方が良いかもしれません。
ごみ等を片付ける
クマはえさを求めて人里にやってきますので、とにかく餌になりそうなものを家の周りに置かないようにしましょう。
- 生ごみが入ったごみ箱
- コンポスト
- ドッグフードなどのペットの餌
- 漬け物桶
- 養鶏などの飼料
果実や野菜を収穫する
庭に生えている柿や栗、銀杏などの実は早めにとってしまいましょう。
また、野菜も早めに採って保存しておいた方がよさそうです。
ハチの巣を撤去する
クマは蜂蜜が好物です。
軒先やお墓などにハチの巣があれば撤去しておきましょう。
ヤブを刈る
クマが潜めるようなヤブや草むらは刈っておいた方が良いです。
餌付けをしない
庭に置いてあったごみをクマが知らないうちに食べていて、面白いのでその後も続ける...というような餌付け行為は大変危険です。
民家の近く=食べ物があるところ と認識してしまうと、人里は食べ物をくれる場所、人は食べ物をくれるものと考え人里に降りてくることが習慣になってしまいます。
音を鳴らす
山など、クマに遭遇しそうな場所を歩く際には鈴などでこちらの存在を知らせるのが有効な方法だとよく耳にします。
なので、家の周りにも音の出るような物を置いておくと、もしクマが家に近づいた場合もその音に驚いて逃げる可能性があります。
危険かもしれないところにわざわざ近づいてこないですよね。
蚊取り線香をたく
クマの嗅覚は非常に優れているそうです。
蚊取り線香の臭いをクマが嫌うかどうかという検証はされてはいないのですが、実際に山でクマに遭遇された方が効果があったとおっしゃっています。
入手困難で、効果があるかどうかよく分からないものを買ってみるというのはどうかと思いますが、蚊取り線香なら普段から使うものですので使って損になることはありません。
夏場限定にはなるかと思いますが、クマはともかく、蚊がこなくなるならそれはそれでいいですよね。
家の中でたく際に、一つ家の外にも置いておく。それだけで効果があるなら一石二鳥です。
こうやって見ると、そんなに難しいことでもなさそうです。
家の周りをきれいに整理整頓しておけばよいだけのような気もします。
家の周囲がきれいになって危険も避けられるのなら、やらない手はないですね。
クマが出没するのは?
人の住んでいるところにクマが出没するということですが、いつ頃どういうところに出没しているのでしょうか?
季節
クマは冬眠期間以外のすべての時期に目撃されています。
これまでは6,7月がピークでしたが、クマの餌であるドングリや栗などの木の実が少ない年は9月から目撃情報が増え、11月の冬眠直前まで住宅地で目撃されているようです。
春
冬眠から目覚める時期です。
新芽や山菜を食べる時期ですので山へ山菜採りに行く際は要注意です。
夏
餌が最も少ない時期な上、繁殖期でオスは気が立っています。
人里での目撃情報が一番多い時期でです。
秋
冬眠に備えるため餌を求め、行動が活発になります。
民家のそばにある柿や栗を目当てに人里に降りてくることがあります。
特に餌であるドングリが不作の年には目撃情報が多数あり、人身被害もたびたび発生します。
冬
冬眠に入ります。
唯一、目撃情報が少なくなる時期です。
ドングリ
ブナ科の中でも特にカシやナラ、カシワなどのコナラ属の果実
固い皮に覆われている堅果類
場所
大多数が山菜採りなどやキャンプ目的で、クマの生息地である山などに入った場合に目撃されていますが、クマの餌不測の際には人里でも目撃情報や被害が発生しています。
岩手県 ⇒ 中学生が通学路でクマに遭遇し負傷
秋田県 ⇒ 家の近くで高齢の女性がクマに襲われ死亡
石川県 ⇒ ショッピングセンターにクマが侵入
山での遭遇の場合、何かしら対策をしているかと思うのですが、自分の家やましてやショッピングセンターなんて思いもかけない場所だと全く準備が出来ていないので被害も大きくなってしまうと思います。
クマの活動が活発になりそうな時期には十分に気を付けないといけませんね。
クマに出会ったら?
もしもクマに出会ってしまったら、とにかく落ち着いてその場を離れることが大切だそうです。
大きな声や早い動きはクマを刺激するので良くないのだとか。
目を見た方がいい。
目は見ない方がいい。
どっちも説があるのでこれはよく分からないのですが、とにかくゆっくりとした動きをした方がいいのは確かのようです。
と言っても、恐らくそんな場面に遭遇してしまったら、頭であれこれ考えられませんよね、きっと。
クマが出没したら?
クマの目撃情報があったらその後どんなことになるんでしょうか?
よくニュースで見るのは、猟友会の方が撃ち殺したというようなものなのですが、必ず撃たれるという訳ではありません。
緊急性や出没した場所、時間、周囲の状況などによってこれらを使い分けるようです。
クマが出没した時の対応
- 追い払い
花火、動物駆逐用煙火などで山林などに追い払う - 捕獲銃による捕獲
緊急性が低い場合にドラム缶檻などに生け捕りにする - 猟銃による捕獲
殺傷力が高く、周囲の安全が確保できた場合に使用する - 麻酔銃による捕獲
クマに近づける場合で、麻酔が効いてくるまで様子を確認できる場合 - 監視
差し迫った危険がない場合、車から一定の距離を取りながら行う参考:環境省自然環境局「クマ類の出没対応マニュアル」
クマの目撃情報などがあったら、各自治体からお知らせが配布されたり、広報車や自治体内の放送などで知らされます。
むやみに山や林に近づいたり、一人でウロウロしないように気を付けたいですね。
クマを見たら110番?家に近づけないための対策や気を付けることは?まとめ
では、ここまでの内容をまとめておきましょう。
クマを見たら ⇒ 110番
クマを家に近づけないために
⇒ 家の周囲を片付ける
⇒ 餌付けをしない
⇒ 蚊取り線香をたく
気を付けること
⇒ 季節に関係なく、常に対策を取っておく
クマ対策について調べ始めたとき、正直言って自分にはあんまり関係のない話だなぁって思っていました。
クマが出没したり、被害が発生してるのって北海道や東北なんかの寒い地域のことだからと。
ですが!調べ始めてびっくり!!
わたしの住んでいる地域(関西の瀬戸内海側)でもクマの目撃情報があるじゃないですか!!
しかも去年!
他人事ちゃうやん!!
色々調べていると、やっぱりクマの主食(?)ともいうべきドングリの不作が大きく影響するみたいです。
ドングリは1年おきに豊作と不作を繰り返す傾向があるそうなんですが、2019年と2020年は不作が連続したようなんです。
なので、普段はクマが出ないような地域にも活動範囲が広がったようです。
ドングリの豊作、凶作の明確な理由は不明なようですが、一説には受粉後の降水量と日照時間との関りが深いとのこと。
受粉期の6月~9月に雨が多いと実が付きにくく、その後の日照時間が長いと豊作になる可能性が高いそうです。
まだ5月なのに静岡県でクマの目撃が相次いでいます。
しかも住宅地で!
まだドングリのシーズンでもないのにすでに人里に降りてきています。
この時期食べるはずの新芽などが少ないってことですよね?
山を開発したせいなのか、異常気象のせいなのか...。
これにドングリの凶作が重なったら、もっともっと出没回数がふえそうですよね。
そうならないことを祈ります。
それから、全くの余談なんですが、クマの捕獲といえば名前が出てくる「猟友会」
どこの地域でも名前が出てくるんで、そんなにあっちこっちにあるのかなぁ?と思っていたらすべての都道府県にある団体だそうです。
そんなこと知ってました?失礼しました。
最近では狩ガールも増えてきていて、『罠ガール』なんてコミックもあるそうですよ。
ひぇ~びっくり!!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
では、また。
ごきげんよう。