いかがお過ごしでしょうか?coです。
時々、海でイルカが目撃されたというニュースを目にします。
昨日も愛媛沖で50頭ほどのイルカが泳ぐ姿が捉えられていました。
イルカが悠々と泳ぐ姿って見ていて癒されませんか?
1頭でもなんかほのぼのするのにそれが50頭もいたら...。
サバやイワシだとこうはならないのですが(笑)どうしてなんでしょうね?
イルカにも色々種類があるみたいですが、50頭もの群れで目撃されたのはなんていう種類なんでしょうか?
そして、なぜそんなに大群だったんでしょうか?
癒しの動物イルカ。
気になったことを色々と調査してみました。
Contents
イルカの種類は何?
瀬戸内海や豊後水道などでこれまでにもよく目撃されているのはマイルカ属のイルカです。
マイルカ属の中には2つの種類がいるとされていますが、口先がより長いのがハセイルカだと思います。
口先が短い方はマイルカと分類さます。
愛媛沖で50頭ほどの大群が見かけられたイルカの種類も、おそらくマイルカ属のイルカ、ハセイルカの方だと思います。
映像をじっくり見ると口先が細長く、体の下半分が目のあたりから白っぽいので。
ちなみに、一般的に「イルカ」と聞いて思い浮かべるのは、このマイルカの種類ではなくおそらくバンドウイルカでしょう。
もっと頭が丸っこくて、全体に灰色。
水族館で最も多く飼育されていて、ジャンプをしたり、くるくる回る芸を見せてくれるのもほとんどがバンドウイルカです。
『わんぱくフリッパー』というアメリカの往年の名作テレビシリーズに出演していたのが、イルカ=バンドウイルカというイメージ定着の理由でもあると思います。
と、いってもこのテレビシリーズは1960年代なので、ある程度の年齢以上の方限定なのかもしれませんが。
このバンドウイルカは小笠原や天草などで見られることが多いようです。
イルカが群れになる理由
多かれ少なかれイルカは通常、群れで泳いでいるところを目撃されています。
そもそもなぜイルカは群れになるのでしょうか?
母親イルカたちとその子供たちという関係の群れが基本的です。
子育てのために一緒にいるのですね。
バンドウイルカなどでは、メスイルカは自分の子供だけでなく他の子供の世話もするため、何組かの親子が一緒に行動しているようです。
また、群れで行動すると情報を共有できるという利点があります。
餌を探す時や、敵を見つけた時に1頭が他のイルカに伝えて素早く行動ができるので、大きなメリットといえます。
大群になる理由
先日、愛媛沖では約50頭のイルカの群れが発見されてニュースになりました。
イルカが目撃されただけではニュースとして取り上げられることは少ないようですが、今回注目されたのは、50頭という数です。
普段は数頭(というからには5~6頭?)の群れなのに、50頭という頭数が珍しかったのです。
なぜ、今回はこんなに大きな群れが目撃されたのでしょうか?
群れの単位をポッドというそうですが、このポッドが複数集まり1000頭を超える群れ、スーパーポッドを形成することもあるそうです。
これは、餌をとる時や敵から身を守るために起こるようです。
通常、マイルカ属は、10頭から50頭程の群れで行動することが多いそうです。
となると、今までにももっと頭数の多い群れが見られていても不思議じゃなかったんですよね。
たまたまこの愛媛沖に生息しているのが数頭の小さな群れで、この時は餌を追うためか、敵から逃げるために複数の群れが集まったのではないでしょうか?
種類によって違いは?
マイルカ属は10頭から50頭の群れが多いようですが、種類によって群れの大きさは違うのでしょうか?
バンドウイルカの群れは最大12頭程度の群れが一般的といわれています。
また、カマイルカは約90頭の群れで行動しているそうです。
100頭ではないんですね?(笑)
群れにリーダーはいる?
複数の動物が集まって行動をしているとリーダーが存在しますよね。
イルカはどうなんでしょう?
結論からいうと、いるかいないか分からないそうです。
自然のイルカの群れをリーダーがいるかどうか見極められるほど長時間にわたり、観察することが出来ないことが理由です。
確かに、あちらこちらを移動しているイルカの群れにずっとついていくのは不可能です。
同じ場所でたまたま遭遇できても、それが同じ群れなのか判断が付きませんし...。
サルやゾウ、ライオンのリーダーや力の強い者だったり、年功序列だったりリーダーの条件は色々ですが、何かに秀でた1つの個体がリーダーを務めています。
人間もそうですよね。
会社のように役職がついてていなくても、数人で集まるとリーダー格の人が自然に決まっていてなんとなくその人に従うといった構図になっています。
そう考えると、イルカにもリーダー入るような気がするんですが。
泳ぐ方向とか、餌を追うタイミングとかは自然発生的に決まったりするものなんでしょうか?
リーダーじゃなくても誰かが言い出したら、言い出しっぺのいうことは必ず聞く習性があるとか?
知能が高いと定評のあるイルカの中でもリーダーとなると、優れた能力を持っていそうです。
どういう能力があるイルカがリーダーになれるのか?
もしくは、どのイルカも同等の能力を持っているからリーダーは不要なのか?
是非解明して欲しいです。
イルカが船に近づく理由
イルカが目撃された時、「船の横を泳いでいた。」などという言葉を聞きます。
愛媛沖で50頭のイルカが目撃された時も、海上保安庁の巡視艇から10メートルの距離まで接近してきたそうです。
なぜ、イルカは船に近づいたり、横を泳いだりするのでしょうか?
理由は大きく二つあると言われています。
好奇心
バンドウイルカは好奇心旺盛で、人懐こい性質であることが知られています。
潜水しているダイバーのまわりに集まってくることも珍しいことではないくらい、人間に興味津々です。
イルカは非常に知能が高いので、危険だと判断した物や、関心がない物には近づかないそうです。
海上保安庁の巡視艇だと、時折見かけていて攻撃してくることはないと分かっているから安全だと判断して近づいてきたのかもしれません。
また、その上にいる人間の色々な動きに興味を持ったからかもしれません。
挨拶をしに来てくれるという方もいらっしゃるくらい、自然に人間にも近づいてくるんですよね。
省エネ
もう一つの理由はズバリ省エネのため。
なんか、一つ目の理由がほっこりするものだっただけに、若干興ざめですね(笑)
船の周りには進行方向に向かう波が発生します。
イルカはこの波を利用すると楽に泳げるので、波の効力が届いている近さまで近づいてきて並んで泳いでいるのだとか。
ハセイルカはバンドウイルカと比べると、やや神経質だと言われているので、どちらかというと省エネが理由なのかもしれません。
それでも、危険だと感じた物には近づかないので、人間と人間が乗っている船を安全だと認識してくれているということなので、人間に愛着を持ってくれているようで嬉しい気もします。
餌のため
それから、とても珍しい出来事をご紹介しておきます。
イルカの仲間にスナメリという種類がいます。
数がとても少なく、絶滅危惧種に指定されている国もあるほど、貴重なイルカです。
このイルカ5~6頭が、とある漁師の方の船に餌を食べに来るようになったのだとか。
特に餌付けをしたわけではないけれど、売り物にならない魚を海に返すとそれを食べに毎回近寄ってくるそうです。
数が少ないだけに、スナメリに遭遇できる機会は滅多にないのが通常ですが、この漁師の方が漁に出た日には必ず会えるのです。
おそらく、同じスナメリが毎回来ているので、観察をして生態を解明する手掛かりになりそうですね。
警戒心が非常に強いスナメリがここまでしないといけないほど餌が減ってしまったのが原因かもしれないのですが...。
イルカウォッチング
毎日海に出ていたらいつかはイルカに出会えるかも...とは思いますが、海での仕事でもしていない限りちょっと無理です。
どうしてもイルカを見たかったらイルカウォッチングに参加するという方法があります。
いくつかご紹介しておきましょう!
<イルカウォッチング申込先>
◆長崎県
南島原イルカウオッチング ⇒ じゃらんから予約
◆熊本県
天草観光イルカウォッチング&釣り案内所 ドルフィンクルーズ ⇒ じゃらんから予約
◆石川県
のとじまこうだイルカウォッチング ⇒ じゃらんから予約
◆和歌山県
ホエールウォッチング一吉丸 ⇒ じゃらんから予約
結構、全国各地にイルカに出会えるスポットがあるんですね!
イルカに癒しを感じる理由
イルカセラピーという療法があるほど、イルカは人間に癒しを与えます。
一体なぜなのでしょうか?
イルカが発するエネルギーは人間のβ-エンドルフィンという物質を活性化するからという考えがあるそうです。
このβ-エンドルフィンはモルヒネの数倍の鎮痛効果があるそうです。
マラソンなどの際に起こると知られているランナーズ・ハイの状態の時にも分泌されます。
また、身近な体験でいうと美味しい物を食べた時。
これならイメージしやすいですね。
イルカと一緒にいると、美味しい物をお腹いっぱい食べたような幸せな気持ちになれるんですね~。
β-エンドルフィン(ベータ・エンドルフィン)
脳内で働く神経伝達物質の一種。鎮痛効果や気分の高揚・幸福感などが得られるため、脳内麻薬とも呼ばれる。
引用:厚生労働省e-ヘルスネット
イルカが会話をするのに発している超音波も何かしら関係があるのでしょうか?
イルカセラピーはうつ病や自閉症に良い効果があるとされています。
色々、体験談を読んでみても、イルカセラピーを行った後はみんな一様に笑顔になっていくのだとか。
大体イルカセラピーで触れ合うのはバンドウイルカ。
口角が上がっていてまるで笑っているような顔をしています。
あの顔を見ただけでも自然と笑顔になりそうなのに、幸福感が得られる物質が活性化するとなると、その効果も絶大な気がします。
イルカと泳げる場所
イルカセラピーではなくてもイルカと触れ合える場所があります。
イルカに触れて一緒に泳げるなんてサイコーですよね!
こちらもウォッチングと同じであちらこちらに施設があるようですので、いくつかご紹介しておきます。
◆香川県
日本ドルフィンセンター ⇒ じゃらんから予約
◆高知県
室戸ドルフィンセンター ⇒ じゃらんから予約
◆沖縄県
もとぶ元気村 ⇒ じゃらんから予約
◆静岡県
ドルフィンファンタジー ⇒ じゃらんから予約
イルカの群れ・種類は何?大群になったり船に近づいたりするのはなぜ?まとめ
イルカに関して気になることをあれこれ調べてみました。
ここまでの内容をまとめておきますね!
イルカの群れの種類
⇒ ハセイルカ・バンドウイルカ
イルカが群れになる理由
⇒ 子育て・情報共有
イルカが船に近づく理由
⇒ 好奇心・省エネ
イルカに癒しを感じる理由
⇒ β-エンドルフィンが活性化するから
あああああ!!!
イルカウォッチング、もしくはイルカと触れ合いたいです!!
季節的には暑くもなく寒くもない5月ころが一番いいような気がします。
今でしょ!(古い?)
コロナが終息したら絶対行きます!!
それを励みに頑張ろう!!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
では、また。
ごきげんよう。