いかがお過ごしでしょうか?coです。
もうすぐ衆議院議員総選挙の投票日です。
その時、同時に国民審査が行われます。
最高裁判所の裁判官を辞めさせるか、そのまま続投させるかを有権者が投票によって直接決めるというものです。
選挙に行った時に、「×」を書けって書いてあるわ~。なんかよく分からんから何も書かずに投票しとこーと思って、いつも白紙のまま投票箱に入れていました。
これって一体、どういう扱いになっていたのでしょうか?
あまり良く考えていませんでしたが...。
という訳でこの記事では
- 国民審査の用紙を白紙のまま投票したらどうなるの?
- 投票したくない時に危険は出来る?
- 無効になる時ってどんな時?
などなど、なんとなく投票だけしてきた国民審査について色々と調査してみました。
Contents
国民審査・白紙で投票したらどうなる?
ではまず、国民審査の用紙を白紙で投票した場合、どういう扱いになっているかみていきましょう。
ズバリ!全員信任です!
そう、全員裁判官として適任だから今後も仕事を続けてねってことですね。
わたしはこれをよくやっていたように思います。
国民審査の投票用紙には
1.やめさせた方が良いと思う裁判官については、その使命の上の欄に×を書くこと。
2.やめさせなくてよいと思う裁判官については、何も書かないこと。
と書いてあります。
ですので、受け取った紙に何も書かずにそのまま投票すると、やめさせたいと思う人は誰もいないと答えたことになるのです。
国民審査・棄権は出来る?
では、なんだかよく分からないので投票自体したくない場合、棄権をする方法を探ってみましょう。
方法は次のいずれかになります。
- 投票用紙を受け取らない
- 受け取ってしまった用紙を返却する
投票所には、この旨が掲示されているそうで、選挙違反とかそういったことにはなりません。
わたしが今までやっていたように、何も考えずに全員を信任するというのもなんだかなぁ。って感じです。
でも、かといって全員にバツをつけて全員を否定するのもなぁ...。
そもそもどんな人なんだかさっぱり分からないし...。
といった場合、いっそのこと上の方法で棄権した方が良いのかもしれません。
国民審査・無効になるのは?
また、ちゃんと投票したつもりでもついついうっかりして無効になってしまう事があるので注意しましょう。
それは、信任する人に〇をつけてしまうというものです。
なんとなく人間の心理として、賛成したいと思っているもののそばに四角い枠があったら〇を書いてしまいそうな気がします。
賛成の人には〇
反対の人には×
という風に考えてしまいそうですが、×以外の文字を枠内に書いてしまうと投票自体が無効になってしまいます。
×を付けた人に関してもカウントされませんのでせっかく書いたことを無駄にしないためにも、×以外は書かないようにしましょう。
でも、最初から賛成の人には〇をつける決まりにしておいてくれたら、何も考えず受け取ったまま投票してしまったりせずに一旦ちゃんと考えると思うんですが。
よく分からないまま投票する人を利用しているような気がしてしまいます。
国民審査・クビになった人は?
では、これまでこの国民審査で首になってしまった裁判官は何人いるのでしょうか?
答えは...0(ゼロ)
これまで行われた国民審査で罷免された人は一人もいないそうです。
罷免される=有効票数の半分以上が×だったということですが、そんなことは過去に一度もなかったようです。
そもそも×を付ける人っているんでしょうか?
これって、この投票やる意味あるのかなぁと思ってしまいます。
国民審査・結果は?
というか、衆院選の結果はテレビで特番が組まれてリアルタイムで知ることが出来ますし、翌朝の新聞にもでかでかと結果が書いてあります。
この国民審査の結果ってどうやって知ることが出来るんでしょうか?
総務省のHPを見ると、衆院選の結果とともに国民審査の結果も速報という形で掲載してあります。
衆院選の結果とともに即日結果が出ているようですね。
ということは、翌朝の新聞にも載っているのでしょうか?
全然興味がなかったので知りませんでしたが...。
今回の結果に関しては注目して見てみようと思います。
審査にかけられる裁判官の方々は、衆院選の候補者のようにドキドキしながら結果発表を待っているんでしょうかね?
国民審査・対象となる裁判官とは?
今更なんですが、そもそもこの国民審査、どんな裁判官が審査されるのでしょうか?
前回の衆院選以降、新しく最高裁判所の裁判官になった人
この人たちが審査されます。
2021年10月に行われる国民審査は、対象が11名。
戦後2番目に多いそうです。
もし全員クビにしようと思ったら、11回×を書かないといけませんね。
国民審査を白紙で投票したらどうなる?棄権や無効になるのはどんな時?まとめ
では、ここまでの内容をまとめておきます。
最高裁判所裁判官・国民審査
白紙で投票 ⇒ 全員信任
棄権は可能? ⇒ 可能・投票用紙を受け取らない。
無効は ⇒ ×以外の文字を書いた時
クビは ⇒ 前例無し
結果は ⇒ 衆院選と同様に即時分かりそう
対象は ⇒ 前回の衆院選以降、親任の裁判官
ついつい無関心になってしまっていましたが、せっかく参政権があるんですから、積極的に関わっていきたいですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
では、また。
ごきげんよう。